弁理士の通信講座おすすめ6選を比較【2024年最新】
弁理士は。知的財産権に関する業務を行う国家資格です。
合格率10%未満の難関資格で、一般的には2,000時間から3,000時間の勉強時間が必要とされています。
下記の学習期間計算ツールを利用すると、本日から学習を始めて2,000時間後の日程が表示されますので、総学習時間の箇所には「2,000」と入力してご利用ください。
弁理士の資格取得には長期の学習が必要なため、通信講座で効率よく学習するのがよいでしょう。
そこで本記事では、弁理士の通信講座・予備校のおすすめを解説します。
選び方や試験の概要についても解説するので、これから弁理士の資格取得を目指す方は参考にしてください。
ずばり弁理士の通信講座は6つあります。
料金と合格実績、教材の内容でランキング化しました。
それぞれ比較しながらご紹介します。
なお、先に結論をお伝えすると、料金や合格実績の面でもっともお得なのはアガルートです。
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目次
弁理士の通信講座・予備校のおすすめランキング
弁理士の通信講座・予備校のおすすめランキングは以下の通りです。
弁理士通信講座 | 料金(税込) | 実績 |
---|---|---|
アガルート | 148,000円~ | 合格率34.4%と全国平均の5.6倍 |
スタディング | 79,000円~ | 記載なし |
LEC | 395,000円~ | 2017~2023年の初回受験合格者5人に4人がLEC出身 |
TAC | 282,700円~ | 記載なし |
資格スクエア | 297,000円 | 記載なし |
代々木塾 | 88,000円~ | 記載なし |
弁理士の通信講座を提供しているところは簿記や宅建といったメジャー資格に比べると少ないため、上記の中から選ぶとよいでしょう。
料金や実績を確認し、自身に合った講座を選択してください。
アガルートは合格率が34.4%と全国平均の5.6倍
料金(税込) | 148,000円~ |
---|---|
実績 | 合格率34.4%と全国平均の5.6倍 |
教材の特徴 | 講義動画とテキストで学習 |
サポート体制 | 質問制度なし |
学習期間の目安 | 1年~2年 |
大手資格通信講座のアガルートは、合格率が34.4%と、全国平均の5.6倍という高い実績が特徴です。
講義とフルカラーのテキストを活用して学習を進め、講義動画にもテキストが同時に表示されます。
テキストを持ち歩かなくても学習が進められるため、社会人の方にもおすすめです。
短答式試験のみの講座や、論文答案の書き方講座など単科講座の購入もできるため、苦手分野のみ受講したい方にも向いています。
質問制度などのサポートはありませんが、その分料金も比較的安いため、コスパ良く合格を目指したい方はアガルートを選びましょう。
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スタディングはすべてコミコミで99,000円と格安
料金(税込) | 79,000円~ |
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実績 | 記載なし |
教材の特徴 | 講義動画とアプリ教材で完結 |
サポート体制 | 添削・個別指導コースあり |
学習期間の目安 | 1年~2年 |
スタディングは短答式と論文すべてコミコミで99,000円と、他社と比較しても格安で受講できるのが利点です。
短答のみのコースでも79,000円(税込)なので、論文もついたコースを選択するのがおすすめです。
また、学習カリキュラムがすべてアプリ教材で完結するため、外出先などでもスマホ1台あれば学習できます。
講師による個別添削とお悩み相談がついたコースもあるため、一人で学習を進めるのが不安な方は選択しましょう。
無料体験もあるため、申し込む前に一度試してみてください。
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LECは試験問題の的中度が高く模試が良問揃い
料金(税込) | 395,000円~ |
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実績 | 2017~2023年の初回受験合格者5人に4人がLEC出身 |
教材の特徴 | 講義動画とテキストで学習 |
サポート体制 | 質問や自習室利用が可能 |
学習期間の目安 | 1年前後 |
LECは試験問題の的中度が高く模試が良問揃いと好評な通信講座です。
2017年から2023年における弁理士試験の一発合格者が223人と多く、初回受験合格者5人に4人がLEC出身です。
初学者向けのコースが充実しており、講師へ講義内容や学習方法の相談ができる「教えてチューター」制度が提供されています。
LECは大手資格予備校なので、各校舎における自習室の利用なども可能です。
料金は高めですが、サポートの手厚い通信講座を探している方におすすめです。
TACは論文対策と短答対策を同時にできて効率的
料金(税込) | 282,700円~ |
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実績 | 記載なし |
教材の特徴 | 講義動画とテキストで学習 |
サポート体制 | 質問可能 |
学習期間の目安 | 8ヶ月程度~1年半 |
大手資格予備校のTACでは、経験者が8ヶ月程度で合格を目指せるコースが提供されています。
特に上級本科生コースでは、論文対策と短答対策を同時にできて効率的に学習が進められます。
また、初学者向けに1年目に短答、2年目に論文試験の突破を目指すコースも用意されており、初心者から経験者まで自身に合ったコースを選びやすいのが特徴です。
週1回から2回と講義のコマ数が少なく、社会人の方も無理なく受講できるはずです。
資格スクエアは講師への質問が無制限でサポートが手厚い
料金(税込) | 297,000円 |
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実績 | 記載なし |
教材の特徴 | 講義動画とテキスト、Web問題集を組み合わせて使用 |
サポート体制 | 質問無制限で月1回のフォローアップあり |
学習期間の目安 | 1年~2年 |
資格スクエアは、講師への質問が無制限でサポートが手厚いのが特徴です。
質問は講義画面にてワンクリックで手軽にできるため、他の通信講座に比べても質問しやすい環境になっています。
月1回Zoomでのフォローアップ制度もあり、学習のコツなども教えてもらえます。
また、通常のテキスト以外にWEB問題集「短答攻略クエスト」で学習できるため、移動中などに活用できるでしょう。
費用もサポートの厚さから見るとリーズナブルなため、フォローをしてもらいながら学習を進めたい方におすすめです。
代々木塾は昭和56年から続く老舗ノウハウで安心
料金(税込) | 88,000円~ |
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実績 | 記載なし |
教材の特徴 | 生講義とテキスト、Web問題集を組み合わせて使用 |
サポート体制 | 少人数制で質問可能 |
学習期間の目安 | 1年前後 |
代々木塾は、現役弁理士の塾長が運営する弁理士専門の予備校です。
昭和56年から続く老舗なので、ノウハウがあり安心して受講できます。
通信と通学から選択できますが、通信でも「生講義」が基本なためスキマ時間の活用は難しいでしょう。
一方で少人数制のゼミで学習を進めるため定員が定められていますが、その分こまかな質問対応もしてもらえます。
現役の弁理士から学びたい方は検討しましょう。
弁理士の通信講座を価格の安さで選ぶなら
弁理士通信講座 | 料金(税込) |
---|---|
スタディング | 88,000円~ |
代々木塾 | 88,000円~ |
アガルート | 148,000円~ |
TAC | 282,700円~ |
資格スクエア | 297,000円 |
LEC | 395,000円~ |
弁理士の通信講座を価格の安さで選ぶなら、スタディングがおすすめです。
短答と論文どちらも学習可能で、88,000円(税込)と他社と比較すると格安で利用できます。
学習もアプリで完結するため、社会人の方でも無理なく学習が進められるでしょう。
他にも、アガルートは他の大手通信講座・予備校と比べてリーズナブルなためおすすめです。
スタディングよりも実績が豊富な講座がいいという場合に検討してください。
弁理士の通信講座を合格率や合格実績で選ぶなら
弁理士通信講座 | 実績 |
---|---|
アガルート | 合格率34.4%と全国平均の5.6倍 |
スタディング | 記載なし |
LEC | 2017~2023年の初回受験合格者5人に4人がLEC出身 |
TAC | 記載なし |
資格スクエア | 記載なし |
代々木塾 | 記載なし |
弁理士の通信講座を合格率や合格実績で選ぶなら、アガルートかLECがおすすめです。
どちらも実績が豊富ですが、アガルートは合格率が全国平均の5.6倍と高く、費用もLECより安いため、迷う場合はアガルートがよいでしょう。
他の講座も実績こそ公開はされていませんが、大手予備校や老舗予備校なため信頼性は高く、合格を目指せる講座を提供しています。
弁理士の通信講座を合格までの期間の短さで選ぶなら
弁理士通信講座 | 期間の目安 |
---|---|
TAC | 8ヶ月程度~1年半 |
LEC | 1年前後 |
代々木塾 | 1年前後 |
アガルート | 1年~2年 |
スタディング | 1年~2年 |
資格スクエア | 1年~2年 |
弁理士の通信講座を、合格までの期間の短さで選ぶならLECやTACなどがおすすめです。
いずれも初学者から経験者向けまで対応しており、目標とする合格年度を分けてコースを提供しています。
特にTACは最短8ヶ月程度で合格を目指す、経験者向けの講座も用意されています。
短期で合格を目指したい方は選択しましょう。
弁理士の通信講座を初学者向けのサポートの充実度で選ぶなら
弁理士通信講座 | サポート体制 |
---|---|
アガルート | 質問制度なし |
スタディング | 添削・個別指導コースあり |
LEC | 質問や自習室利用が可能 |
TAC | 質問可能 |
資格スクエア | 質問無制限で月1回のフォローアップあり |
代々木塾 | 少人数制で質問可能 |
弁理士の通信講座を初学者向けのサポートの充実度で選ぶなら、LECや資格スクエアがよいでしょう。
LECは初学者向けのコースもあるうえ、講師への質問や自習室利用などサポート面の手厚さがメリットです。
また、資格スクエアも質問回数が無制限で、Web教材で手軽に質問できます。
弁理士試験の初学者はサポートがあると安心なので検討しましょう。
弁理士の通信講座をテキストや教材のわかりやすさで選ぶなら
弁理士通信講座 | 教材の特徴 |
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アガルート | ・動画講義 ・講師作成オリジナルテキスト ・テキストを2周する構成 ・講義動画にテキストが表示される ・論文の書き方講座がある ・民法は弁護士が担当 |
スタディング | ・アプリで学習が完結 ・動画講義 ・Webテキスト ・アプリ問題集 ・論文もWeb教材で学習可能 |
LEC | ・動画講義 ・講師作成オリジナルテキスト ・スマホなどで使用できる「秒速ドリル」 ・論文は1回1時間の短めの講義 |
TAC | ・動画講義 ・講義とミニテストを繰り返す形式 ・高い的中率と網羅性のオリジナルテキスト |
資格スクエア | ・7つの講座をメインに学習 ・紙のテキストWeb問題集を組み合わせて使用 ・講義動画画面から質問できる ・論文合格者に口述対策も提供 |
代々木塾 | ・通信は生講義または音声ファイル ・資料がPDFで送られてくる |
弁理士の通信講座をテキストや教材のわかりやすさで選ぶなら、アプリ単体で完結できるスタディングや、論文の書き方講座で理解力を上げやすく、民法を本職の弁護士が担当するアガルートがおすすめです。
教材の分かりやすさは、好みが分かれる部分でもあるため、実績などから判断するのもよいでしょう。
忙しい社会人におすすめの弁理士通信講座は?
弁理士通信講座 | 社会人向けカリキュラム |
---|---|
アガルート | 講義動画にテキスト表示でテキストの持ち運び不要 |
スタディング | アプリで学習が完結 |
LEC | 学習方法の相談が可能 |
TAC | 講義のコマ数が少ない |
資格スクエア | WEB問題集で学習可能 |
代々木塾 | 特になし |
忙しい社会人におすすめの弁理士通信講座は、スタディング、TAC、資格スクエアです。
特にスタディングは学習がスマホ1台あればできるため、忙しい社会人の方もスキマ時間に細かく学習を進められます。
また、TACは初学者や経験者などこまかくコースが分かれており、講義のコマ数が少ないのが特徴です。
学習時間の確保が難しい方は、スタディングやTACを検討しましょう。
弁理士試験を独学で合格するのは極めて難しい理由
弁理士試験は、独学よりも通信講座や予備校を利用しましょう。
弁理士は合格率が10%未満の難関資格で、学習時間は2,000時間以上にのぼります。
効率的に学習を進めなければ合格が難しいため、実績やノウハウを持つ予備校や通信講座を活用してください。
また、短答式以外に論文や口述試験も行われるうえ、市販のテキストが少なく、独学での合格は極めて難しいでしょう。
弁理士試験の試験概要
弁理士の試験概要は以下の通りです。
試験団体 | 特許庁 |
---|---|
試験会場 | ・短答式:東京、大阪、仙台、名古屋、福岡 ・論文式:東京、大阪 ・口述式:東京 |
試験形式 | ・短答式:全60問(五指択一式) ・論文式:必須3科目/選択1科目 ・口述式:3科目 |
試験時間 | ・短答式:210分 ・論文式(特許法/実用新案法):120分 ・論文式(意匠法):90分 ・論文式(商標法):90分 ・論文式(選択科目):各90分 ・口述式:各科目10分前後 |
受験資格 | ・短答式:なし ・論文式:短答式の合格者 ・口述式:論文式の合格者 |
受験料(税込) | 12,000円 |
短答・論文・口述が1次から3次試験となっており、各試験に合格後に次の試験を受験できます。
それぞれ免除条件があり、基本的には合格後2年間が有効期限なので、遅くとも2年間での合格を目指しましょう。
合格率や試験日程などのスケジュールも解説します。
弁理士試験の合格率
弁理士試験における過去3年間の合格率は以下の通りです。
短答(1次) | 論文(2次) | 口述(3次) | 最終合格率 | |
---|---|---|---|---|
2023年(令和5年) | 12.4% | 28.0% | 94.3% | 6.1% |
2022年(令和4年) | 10.3% | 26.3% | 96.4% | 6.1% |
2021年(令和3年) | 11.3% | 25.1% | 90.2% | 6.1% |
弁理士試験の最終合格率は6.1%と低く、難関資格となっています。
短答試験に合格しても論文でさらに絞られるため、事前の対策が欠かせません。
3次の口述試験の合格率は高めなので、短答と論文の対策を重点的に行いましょう。
弁理士試験の試験日程
弁理士試験の試験日程は以下の通りです。
項目 | 日程 |
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受験願書提出 | 3月中旬~4月上旬 |
受験票発送 | 5月上旬~中旬頃 |
短答式筆記試験 | 5月中旬~下旬 |
短答式合格発表(短答式) | 6月上旬頃 |
論文式筆記試験(必須・選択) | 6月下旬~7月上旬 |
合格発表(論文式) | 9月中旬頃 |
口述試験 | 10月中旬~下旬 |
最終合格発表/合格証書発送 | 10月下旬~11月上旬頃 |
半年程度かけて試験を行うため、スケジュール感を事前に把握しておきましょう。