技術士の通信講座おすすめ7選を比較【2024年最新】

最終更新日:2024-11-22

建設・機械・電気電子など21の各部門におけるスペシャリストであることを証明する「技術士」資格。

一次試験合格率が30〜50%、二次試験が11%前後と難関で、合格には一次で500時間、二次で600時間程度の学習が必要とされています。

下記の学習期間計算ツールを利用すると、本日から学習を始めて500時間後の日程が表示されるので、総学習時間の箇所には「500」と入力してご利用ください。

学習期間計算ツール

本記事では技術士試験の学習におすすめの通信講座を紹介します。

二次試験には4年から7年の実務経験も必要なため、一次試験を手堅く突破するには独学よりも通信講座などで学習しましょう。

通信講座には下記の7つがあります。

これから技術士試験を受験する方は、ぜひ参考にしてください。

技術士の通信講座おすすめランキング8選

技術士のおすすめ通信講座を8つ紹介します。

技術士通信講座一次試験講座料金二次試験講座料金合格実績
アガルート21,780円63,800円~令和5年二次試験合格率45.45%
スタディング×28,600円~2023年合格体験談85件
SAT21,780円141,680円合格者インタビュー多数記載
技術士Lock-On×77,000円合格者インタビュー多数記載
新技術開発センター98,000円188,000円記載なし
ガチンコ技術士学園12,000円248,000円受講生1万人超え
JES月額2,980円178,100円記載なし
税込

技術試験の学習は長期間に及びがちなので、効率よく学習して少しでも学習期間を短縮できる通信講座の利用がおすすめです。

迷う場合は、合格率が高いアガルートから検討してみてください。

アガルートは合格率が全国平均の3.85倍と高い

アガルートは合格率が全国平均の3.85倍と高い
主要なコースと価格・第一次試験対策講座:21,780円
・総合カリキュラム/ライト:63,800円
・総合カリキュラム/フル:107,800円
合格実績令和5年二次試験合格率45.45%
受講期間12ヶ月~
サポート体制■一次試験講座
・不合格時、サポート期間延長サービス
・質問10回まで無料
・30日間返金保証
■二次試験講座
・フルならオンライン質問可能
主なキャンペーン合格時全額返金 or Amazonギフトカード2万円分進呈
税込

大手通信講座のアガルートでは、令和5年度の技術士二次試験合格率が45.45%と、全国平均の3.85倍という高い実績が特徴です。

一次試験講座の料金がリーズナブルで、SATの講座と同じものを受講します。

また、二次試験についても全部門対応しており、総合技術監理部門のみ別でコースが用意されています。

学習カリキュラムは動画講義やテキスト、eラーニングを使用し、近年の出題傾向や最新の情報を反映した教材で効率よく短期間での合格を目指す内容です。

「フル」のプランを選べばオンライン質問サービス「KIKERUKUN」を活用してWebで質問が可能。

フルとライトの違いは質問サービスと添削サポートの有無です。

分からない部分を気軽に聞けるため、手堅く合格を目指したい方はフルを選ぶのがよいでしょう。

アガルートの公式HPを確認する

スタディングは書類審査から筆記試験、面接対策までサポート

スタディングは書類審査から筆記試験、面接対策までサポート
主要なコースと価格(税込)■二次試験講座
・講座/テキストのみ:28,600円~
・添削/質問カード付:59,400円~
合格実績2023年合格体験談85件
受講期間8ヶ月~
サポート体制・質問/添削サービス(コースによる)
・AIによる問題復習
・学習レポート
・勉強仲間機能
主なキャンペーン・合格お祝い金:10,000円
・秋の合格応援キャンペーン:11,000円OFF(11月30日まで)

スタディングはアプリで学習が完結するのが利点の通信講座です

筆記試験はもちろん、申込書の書き方、口頭試験対策まで対応しており、価格もリーズナブルなのが魅力です。

第二次試験の筆記試験は論文形式の試験で、600字詰め原稿用紙9枚分の問題が出題されることになります。

論文試験は講師による添削が受けられるコースがあるため、自信が無い方はぜひ利用しましょう。

口頭試験対策でも、実際の試験を想定した質問が出題され、講師による個別の添削が受けられます。

他にも、AIが必要な復習問題を自動で抽出してくれる機能や、学習仲間とオンライン上で交流できる機能などもあり、効率的かつモチベーションを維持しながら学習しやすい通信講座となっています。

スタディングの公式HPを確認する

SATはZoomでのマンツーマン対応で疑問点を解消できる

SATはZoomでのマンツーマン対応で疑問点を解消できる
主要なコースと価格(税込)一次試験対策講座:21,780円
二次試験対策講座パーフェクト講座:141,680円
合格実績合格者インタビュー多数記載
受講期間12ヶ月間~
サポート体制・30日間返金保証
・不合格時のサポート期間延長
主なキャンペーン記載なし

現場・技術系に特化した通信講座のSATでは、特に二次試験講座のサポート体制が充実しています。

ZOOMによる口頭試験対策や相談会など、疑問点を解消して試験に臨めるよう対応してもらえます。

また、実務経験証明書の記載方法にも添削がついており、各部門の専門家講師が実践経験に基づくアドバイスを行ってくれるので、安心して試験に臨めるでしょう。

技術士Lock-OnはChatWorkでの無制限質問ができる二次試験用講座

技術士Lock-OnはChatWorkでの無制限質問ができる二次試験用講座
主要なコースと価格(税込)ロックオン講座視聴コース:77,000円
合格実績合格者インタビュー多数記載
受講期間12ヶ月間~
サポート体制・ChatWorkで質問無制限
主なキャンペーン・2回目以降の講座購入が割安

技術士Lock-Onは、技術士の二次試験にフォーカスした通信講座で、ChatWorkでの無制限質問ができる利点があります。

多くの講座では質問回数は有限なため、何度でもWebから簡単に質問ができるのが魅力です。

ZOOMを使った生講義や、1回あたり2往復の添削指導で確実なステップアップを目指します。

また、一般部門と総合技術監理部門で料金の違いが無いのも特徴です。

新技術開発センターは部門別対策や模擬試験、セミナーなどサポート充実

新技術開発センターは部門別対策や模擬試験、セミナーなどサポート充実
主要なコースと価格(税込)・技術士第一次試験合格パーフェクトコー:98,000円
・技術士第二次試験対策講座 パーフェクトフルコース:188,000円
合格実績記載なし
受講期間記載なし
サポート体制・スクーリング可能
・セミナー
主なキャンペーン期間限定割引

技術士試験に特化した新技術開発センターでは、部門別の対策講座や模擬試験、スクーリングでの講義など、サポートが充実しているのが特徴です。

コースも一次試験で2コース、二次試験で4コースから選択可能で、上位のコースほど添削指導やスクーリングの回数、模擬試験の有無などが変わってきます。

やや料金が高めで、ホームページが見にくい難点もありますが、スクーリングで自宅以外の環境でも学習したい方は検討しましょう。

なおスクーリング会場は、一次試験対策は東京のみ、二次試験は東京、大阪、名古屋の3ヶ所で受講できます。

ガチンコ技術士学園は開講から16年、受講生1万人超えの実績で安心

ガチンコ技術士学園は開講から16年、受講生1万人超えの実績で安心
主要なコースと価格(税込)・第一次試験対策講 基礎
・適性科目コース:12,000円
・二次試験 ガチンコ特別コース:248,000円
合格実績受講生1万人超え
受講期間記載なし
サポート体制セミナー
主なキャンペーン記載なし

ガチンコ技術士学園は、開講から16年、受講生1万人超えの実績がある通信講座です。

一次試験対策講座の料金が安く、二次試験も4つのプランからサポートの厚さに応じて選択可能です。

特にすべてのサポートが付属した「ガチンコ特別コース」では、講師と生徒が納得いくまで受けられる添削指導や年2回のセミナーなど多数の特典があります。

その分料金が高く、二次試験はおもに「建設部門」「上下水道部門」「総合技術監理部門」の3つを取り扱っているので、これらの部門を受験する方は検討しましょう。

JESは教室講座からオンライン講座まで用意する技術士試験専門予備校

JESは教室講座からオンライン講座まで用意する技術士試験専門予備校
主要なコースと価格(税込)・一次試験対策 月額2,980円
・二次試験スタンダードコース:178,100円
合格実績記載なし
受講期間3ヶ月~
サポート体制・スクーリングあり
・セミナー
・メール添削無制限
・メールでの欠席フォロー
主なキャンペーン・最大15,000円割引(11月30日まで)

JESはスクーリングやオンライン講座まで用意された、技術士試験の専門予備校です。

ZOOM視聴も可能なので、スクーリングできない方でも安心して受講できます。

また講義に参加できないときは講義動画をメールで送ってもらえます。

一次試験講座は月額制で動画講義を視聴するスタイルで、料金が安いのが利点です。

二次試験講座は複数のコースから選択可能で、スタンダードコースを選ぶ方が多いようです。

短期集中コースなど、短期間で合格を目指すコースもあるため、自信に合ったコースを選択しましょう。

技術士の通信講座の選び方

技術士の通信講座を選ぶ際は、以下の5点を意識しましょう。

  • まず一次試験向けか二次試験向けの講座かで選ぶ
  • 値段が安い通信講座を選ぶ
  • 合格率や合格人数が多い通信講座を選ぶ
  • サポートの充実度で選ぶ
  • 割引キャンペーンや返金制度で選ぶ

料金だけでなく、実績や講座内容など自身に合ったコースを選択してください。

まず一次試験向けか二次試験向けの講座かで選ぶ

一次試験向けか二次試験向けの講座かをまず確認してください。

技術士通信講座提供講座
アガルート両方
スタディング二次のみ
SAT両方
技術士Lock-On二次のみ
新技術開発センター両方
ガチンコ技術士学園両方
JES両方

一次試験に合格しないと二次試験は受験できませんが、一次は合格率が比較的高いため、二次から重点的に通信講座などで学ぶ方もいます。

特に二次は、論文試験や口頭試験など独学では難しい部分も多いため、添削指導などで細かな二次試験対策を行ってくれるところを選びましょう。

本記事で紹介した中では、どこも二次試験対策を行っていますが、中でも合格率が高いアガルートがおすすめです。

値段が安い通信講座を選ぶ

費用を抑えたい場合は、通信講座の料金もチェックしましょう。

一次試験と二次試験の料金相場は以下の通りです。

  • 一次:約38,300円
  • 二次:約132,000円

各講座の料金を安い順に並べると以下の通りです。

技術士通信講座一次試験講座料金
JES月額2,980円
ガチンコ技術士学園12,000円
アガルート21,780円
SAT21,780円
新技術開発センター98,000円
スタディングなし
技術士Lock-Onなし
税込
技術士通信講座二次試験講座料金
スタディング28,600円~
アガルート63,800円~
技術士Lock-On77,000円
SAT141,680円
JES178,100円
新技術開発センター188,000円
ガチンコ技術士学園248,000円
税込

選ぶコースによって料金が大きく変わり、特に二次試験対策は添削指導の回数などで変動します。

合格率や合格人数が多い通信講座を選ぶ

合格率や合格人数が多い通信講座を選ぶのもおすすめです。

技術士通信講座合格実績
アガルート令和5年二次試験合格率45.45%
スタディング2023年合格体験談85件
SAT合格者インタビュー多数記載
技術士Lock-On合格者インタビュー多数記載
新技術開発センター記載なし
ガチンコ技術士学園受講生1万人超え
JES記載なし

具体的な実績を公開しているところは少なめですが、アガルートは2次試験の合格率が全国平均の3倍以上と多いのが強みです。

実績で選ぶ場合は参考にしましょう。

サポートの充実度で選ぶ

サポート体制の充実度で選ぶのもおすすめです。

技術士通信講座サポート体制
アガルート■一次試験講座
・不合格時、サポート期間延長サービス
・質問10回まで無料
・30日間返金保証
■二次試験講座
・フルならオンライン質問可能
スタディング・質問/添削サービス(コースによる)
・AIによる問題復習
・学習レポート
・勉強仲間機能
SAT・30日間返金保証
・不合格時のサポート期間延長
技術士Lock-On・ChatWorkで質問無制限
新技術開発センター・スクーリング可能
・セミナー
ガチンコ技術士学園・セミナー
JES・スクーリングあり
・セミナー
・メール添削無制限
・メールでの欠席フォロー

技術士試験は論文試験や口頭試験があるため、プロの添削指導や模擬試験が受けられると安心感があります。

添削回数や模擬試験の有無は講座のコースによっても異なるため、必要なものを取捨選択しましょう。

割引キャンペーンや返金制度で選ぶ

割引キャンペーンや返金制度で選ぶ場合は、以下の通りです。

技術士通信講座各種キャンペーン
アガルート合格時全額返金 or Amazonギフトカード2万円分進呈
スタディング合格祝い金制度
SAT記載なし
技術士Lock-On2回目以降の講座購入が割安
新技術開発センター期間限定割引
ガチンコ技術士学園記載なし
JES最大15,000円割引(11月30日まで)

合格祝い金があるのはアガルートとスタディングなので、いずれかを選ぶのがおすすめです。

上記以外にも、再受講割引や期間限定で割安料金で受講できるケースもあるため、こまめに公式ホームページをチェックしましょう。

技術士は独学で合格できる?

技術士試験は、一次試験は択一式の筆記試験で、独学で受験する方もいます。

合格率も30%以上と低くないため、独学でも不可能ではないでしょう。

しかし、二次試験は合格率11%と低く難関なため、通信講座で効率よく学習するのがおすすめです。

論文試験や口頭試験があるため、テキストなど独学で学習しにくいのも理由のひとつです。

なお、二次試験を受験するには4年~7年の実務試験が必要で、大学の教育課程(JABEE認定コース)を修了している方は、第一次試験が免除されます。

技術士の試験日などの試験概要

技術士の試験日などの試験概要は以下の通りです。

資格技術士
試験団体公益社団法人日本技術士会
試験会場全国各地
技術士試験一次試験二次試験
試験日11月下旬・筆記:7月中旬
・口頭:12月上旬~翌年1月
試験形式基礎科目/適性科目/専門科目の択一式・筆記試験:必須科目と選択科目の論文
・口頭試験:20分
試験時間・基礎科目/適性科目:各60分
・専門科目:120分
・筆記試験:5時間半
・口頭試験:20分
受験資格なし・一次試験合格または同等の資質があると認められるもの
・4年以上の実務経験
申込日程6月中旬~6月下旬4月初旬~4月中旬
合格発表翌年2月・筆記試験:11月上旬
・口頭試験:翌年3月
受験料(税込)11,000円14,000円

実務経験や試験時間などは、総合技術監理部門の場合は少し異なるので注意してください。

技術士の難易度は?一次試験・二次試験の合格率

近年における技術士の合格率は以下の通りです。

試験一次試験二次試験
令和5年39.7%11.8%
令和4年42.2%11.7%
令和3年31.3%11.6%
令和2年43.7%11.9%
令和元年48.6%11.6%

一次試験は30%から50%、二次試験は11%程度の合格率です。

特に二次試験が難関なため、通信講座などで過去の実績やノウハウなどに基づく指導を受けるのがよいでしょう。