税理士は独学での合格が難しい!理由やおすすめの勉強方法も徹底解説
税理士は税に関するスペシャリストで、非常に希少価値の高い国家資格です。
一般企業の経理部門や税理士法人、税理士事務所などへの就職や転職に非常に有利になります。
実績を積めば自分で独立開業することも可能で、高収入も望めて将来性があるのも魅力です。
一方、税理士の資格取得は非常に難関で、独学での合格は不可能に近いと言われています。
そこで、この記事では税理士の独学での合格が難しい理由を詳しく解説します。
また、独学合格に成功した方や、独学を断念した方の体験談もご紹介するので、参考にしてみて下さい。
目次
税理士に独学で合格するのは無理と言われる理由
税理士に独学で合格するのが難しいと言われる理由は以下の4つです。
- 試験範囲が膨大で科目数も多いため
- 税法科目は市販テキストや参考書がほぼ無いため
- 3年から10年単位の学習計画を自力で立てるのが困難なため
- 勉強時間が長くモチベーションを一人で保つのは難しいため
1つずつ解説していきます。
試験範囲が膨大で科目数も多いため
税理士の試験範囲は膨大で科目数は11項目あり、「会計学」と「税法」に分かれています。科目は以下の通りで、会計科目2科目+税法科目3科目の合計5科目に合格する必要があります。
【会計学】
- 簿記論
- 財務諸表論
【税法】
- 法人税論
- 所得税論
- 相続税法
- 固定資産税
- 国税徴収法
- 酒税法
- 消費税
- 事業税
- 住民税
以下の11科目のうち、会計学に属する簿記論と財務諸表論は必須のほか、税法に関する3科目を選択し、合計で5科目に合格することが必要です。
科目 | 必修 | 選択必修 | 選択 |
---|---|---|---|
簿記論 | ○ | – | × |
財務諸表論 | ○ | – | × |
所得税法 | × | ○ | × |
法人税法 | × | ○ | × |
相続税法 | × | × | ○ |
固定資産税 | × | × | ○ |
国税徴収法 | × | × | ○ |
酒税法 or 消費税法 | × | × | ○ |
事業税 or 住民税 | × | × | ○ |
税理士試験は科目合格制のため、一度に5科目を受験する必要はなく、一度の受験で1科目ずつ受験することが可能です。
ただ、税法の難易度は非常に高く、習得するのに膨大な勉強時間がかかります。
税理士試は毎年一回しか実施されないため、一度の試験で1科目の合格を目指すとなると、長い時間をかけるので非常に困難なのが特徴です。
税法科目は市販テキストや参考書がほぼ無いため
税理士試験の会計学における簿記論と財務諸表論に関する市販のテキストや参考書は、比較的充実しています。
一方、税法に関する科目のテキストや参考書は、ほとんど出版されていないため、独学は非常に難しいと言われています。
法人税や所得税、消費税など主要な科目のテキストや参考書は一部存在しますが、酒税法や国税徴収法などマイナーな税法に関しては圧倒的に少ないのが特徴です。
また、税法は毎年改定されるため、最新の法改正の知識を正しく取り入れなければいけません。
仮に、法改正に対応していない市販のテキストや参考書による古い情報に基づいて勉強していたのでは、本末転倒になってしまいます。
そのため、会計学までは独学で学び、税法は通信講座や予備校で勉強するという方が多いのが特徴です。
3年から10年単位の学習計画を自力で立てるのが困難なため
税理士試験に合格できるのは、早くても3〜5年、長くて10年かかると言われています。
先述した通り、試験範囲が膨大であることに加えて、年に一度きりの試験で1科目の合格を確実に目指せば、3〜5年かけて取得することが一般的であるためです。
例えば、大学生のうちから計画を立てれば、勉強する期間を短縮できることもあります。
一方で、社会人になって仕事をしながら独学で学習計画を立てるのは困難で、特に家族がいる場合は家事や育児の合間で勉強時間を作らなければいけません。
自分で長期の学習計画を立てるのは困難ですが、予備校や通信講座を利用すればコースやプランに合わせて効率的に勉強することが可能です。
勉強時間が長くモチベーションを一人で保つのは難しいため
税理士試験は難解な科目が多く、長い勉強時間が必要なため、独学ではモチベーションの維持がかなり大変です。
参考までに、科目ごとの平均的な勉強時間をご紹介します。
科目 | 勉強時間 |
---|---|
簿記論 | 400〜500時間 |
財務諸表論 | 400〜500時間 |
所得税法 | 600〜700時間 |
法人税法 | 600〜700時間 |
相続税法 | 400〜500時間 |
消費税法 | 400〜500時間 |
酒税法 | 150〜200時間 |
国税徴収法 | 150〜200時間 |
住民税 | 200〜250時間 |
事業税 | 200〜250時間 |
固定資産税 | 250〜300時間 |
合計でも3,000〜4,000時間という勉強時間が必要ということが分かります。
このように、勉強時間が非常に長いため、一人でモチベーションを維持するのが難しく、独学を断念してしまう方が多いのが特徴です。
税理士の独学に関する合格体験記や体験談ブログ、知恵袋
ここで、税理士の独学に関する合格体験記やブログをご紹介します。
独学で勉強したものの挫折した体験談や、独学で合格まで達成した方の体験談なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
独学を断念した人の体験談
税理士の通信講座の中でも特に人気の高い、スタディングに掲載されている合格者の方々の声をご紹介します。
過去に独学で挑戦したものの断念した後に、通信講座を利用して見事合格した方々の声を集めてみました。
学習は1年目は独学で行い、うまくいかなかったため、2年目は通信で勉強思い価格の安さから、STUDYingにしました。インプットは基本昨年分が頭に残っていたので、倍速機能を使い、難しい論点だけゆっくり見るという形式をとっていました。
独学を断念したのち、料金の安さからスタディングを使ったら合格したとの声です!
元々独学で2年ほど(実働は8ヶ月程度)学んでいましたが、要領を得ず、場所や時間を選ばす効率的に学べそうなスタディングを選びました。
独学の時にはなかなか理解できなかったことも、中村先生の動画で理解できるようになり、自信が持てるようになりました。
日中は仕事で、家に帰れば2人の高校生の世話があり、勉強できる時間は1日30分程度。その時間は動画を観ることに費やし、移動中や仕事の休憩時間はAI問題復習を進めました。1日休むと復習が増えるのでなるべく時間を空けないようになり、また間違えるとしつこく繰り返してくださるので、よかったです。
仕事や家事の合間の隙間時間の勉強で、見事合格したとの声です!
スタディングを使って国税徴収法に合格することができ、大変嬉しく思います。
令和4年の試験では、独学で挑戦し、40点と惨敗しました。その時、税法の独学は厳しいと思い、令和5年の試験では、予備校に頼ることを決めました。予備校の情報を調べた結果、スタディングが一番安価でかつ効率よく合格出来ると確信しました。
国税徴収法の理論は独学で覚えるのは難解ですが、分かりやすい講座で理解が深まったとのことです。
学校に通うことも、周りと足並みそろえて勉強することも苦手な私は、自分のペースで勉強できるツールを探していて、スタディングを申し込みしました。
計算は元々得意なため心配していなかったのですが(独学で簿記論は3か月で合格、財務諸表論は理論ができなくて5年かかりました)、
・理論音声があること
・理論暗記ツールが便利なこと
が決め手でした。
そもそも独学に自信がないという方は、最初から通信講座で勉強すると効率がいいと分かりますね!
12年ぶりに税理士試験の受験勉強を再開し、再開初年度で法人税法に合格できました。
受験勉強を中断した時に法人税法の勉強していましたが、半分も進まないうちに中断したので、ほぼ初学の状態でした。
仕事が忙しいので通学は難しいと判断し、通信をメインに探していたところスタディングに出会いました。
過去の勉強から相当の時間が経っている方は、独学より通信講座がおすすめだと分かります。
独学で合格まで完遂した人の体験談
税理士試験を完全独学で完遂した方は非常に少ないですが、簿財に関しては独学で合格した方も多いようです。
ここで、noteやX、Yahoo!知恵袋などから、独学で合格した方の体験記をご紹介します。
簿記も嫌いではなかったでしたし、個人的にも税金が一番興味持てました。
ちなみに、税理士試験5科目合格が揃うまで会計事務所の勤務経験も、経理事務の経験も皆無(笑)
土台も何もないのに、なぜか「独学」を選ぶことに躊躇はありませんでした。
だって、時間以上にお金の余裕がなかったですから。
まず簿記論・財務諸表論を独学2年で突破できなければ諦めようと決めていました。
今振り返ると、思い付きレベルで税理士試験を目指し、運よく簿記論・財務諸表論に合格し、税法科目についてはその勢いで独学を続けた感じですね。
でも、一度足を踏み入れてしまったが最後、覚悟をきめて4年間、2014年に完全独学で5科目合格までこぎつけました。
引用元:ノマド元税理士 >30歳越えて独学4年で税理士試験に合格した方法
独学で税理士資格を取得した方の合格体験記を綴ったブログです。
おすすめの市販のテキストや問題集の紹介のほか、安く購入した方法なども解説しているので参考になるのではないでしょうか。
税理士試験 簿記論合格までの私のスケジュールは以下の通りでした。
2月中旬 簿記3級 合格
4月上旬 簿記2級 合格
4月下旬 簿記1級 申し込み
5月上旬 税理士 申し込み
6月中旬 簿記1級 受験
8月上旬 簿記1級 合格発表 ⇨ 不合格
8月中旬 税理士試験 簿記論 受験
12月下旬 税理士試験 合格発表 ⇨ 簿記論 合格
大体、簿記3級から2ヶ月で簿記2級。そこから2ヶ月で簿記1級。さらに、そこから2ヶ月で簿記論、という2ヶ月ごとに分かれたスケジュールとなっています。
また、週あたり平均すると20時間は勉強していたかなと思います。
引用元:簿記3級から半年で税理士簿記論に独学合格するまで
独学で、簿記3級の資格取得ののち、税理士の簿記論に合格した方の体験記を綴ったブログです。
基礎的な簿記や会計の知識がある場合は、独学でも合格しやすいことが分かります。
税理士試験の結果。
簿財どっちも受かってました。
今年の2月から独学で勉強スタートして、
直前期の模試を受けるまで自分の立ち位置が分からず不安でしたが、、。
簿記は絶対受かってると思ってたけど、財表は合格率に救われたかな。
引用元:X
独学で簿記論と財務諸表論に合格した方の声です。
税理士です。(中略)税理士を目指すのであれば、通信てあっても利用した方が良いと思います。
なせなら、他の受験生はほとんどが利用しています。税理士試験は表記上は6割で合格となっていますが、現実は受験者数の上位1割〜2割です。
つまり、利用している受験生と同じ土俵で上位へ食い込む必要があります。
(中略)
ただ単に趣味の一環として挑戦するならば、独学でチャレンジしても良いと思います。特に簿記論、財務諸表論であれば。
税法をチャレンジするのであれば、通信は最低限、利用しなければと思います。
引用元:Yahoo!知恵袋
簿財は独学でも可能ですが、税法に関しては通信講座を利用した方がいいと税理士の方がアドバイスをしています。
独学は何から始めればいい?それでも独学を貫く方のための勉強法
税理士の独学での合格は厳しいですが、それでも独学を貫きたい方向けに、以下の方法を解説します。
- まずは簿記3級・簿記2級を自力で合格することから始める
- 簿記論・財務諸表論をセットで学習する
- 毎年1科目ずつ税法を合格し長期的に合格を目指す
1つずつ解説するので、参考にしてみて下さい。
まずは簿記3級・簿記2級を自力で合格することから始める
税理士には、会計や税務に関する基本的な知識が必須のため、税理士試験を受ける前に、まずは、簿記3級と2級に自力で合格することを目指してみるのもおすすめです。
結論から言えば、簿記3級と2級に独学で合格できなければ、税理士の独学は諦めるべきでしょう。
特に、税理士試験の簿記論と簿記2級は、出題分野が50%同じとも言われています。
税理士試験の会計学における簿記と財務諸表論では、当然ながら簿記3級や2級以上の知識が必要です。
簿記の基礎的な知識を先に身に付けておくことで、税理士試験の会計学を勉強する際に、内容も頭に入りやすくなるはずです。
簿記論・財務諸表論をセットで学習する
税理士試験には必修科目と選択科目がありますが、必須科目である簿記論と財務諸表論を最初に受験するのが定番です。
ある意味では、税法よりも会計学の方が比較的難易度は低いため、導入として勉強することが多いと言えます。
特に、最初は簿記論から勉強するのが一般的ですが、簿記論と財務諸表論をセットで勉強するのがおすすめです。
簿記論では会計学の基本知識や計算方法を学びますが、財務諸表論では計算の理論的な背景を学ぶため、並行して勉強すると理解度が深まりやすくなります。
また、税法と比べて市販のテキストや参考書も充実しているため、簿記論と財務諸表論に関しては独学でも合格が可能と言われています。
毎年1科目ずつ税法を合格し長期的に合格を目指す
税理士試験は、必須科目と選択必須科目の合計5科目に合格する必要がありますが、一度の試験で5科目合格する必要はなく、1科目ずつ受験することが可能です。
先述した通り、簿記論と財務諸表論は独学でも合格可能ですが、税法の3科目を合格するのは非常に難解であり鬼門と言われています。
そのため、毎年1科目ずつ合格することを目標に、長期的な合格を目指す方が多いのが特徴です。
税法を完全独学で合格することは、ほぼ不可能と言われています。
毎年1科目ずつ合格するためには、通信講座や予備校を利用して勉強した方が、効率的かつ確実に合格が目指しやすいと言えるでしょう。
独学のメリットも享受できる折衷案
税理士試験に完全独学で合格するのは、非常に難易度が高いものです。
一方で、独学のメリットは活かしつつ、プラスワンを加えたり、制度を活用したりすることで、より効率的に勉強する方法もあります。
具体的には、以下の3つの方法が挙げられます。
- 市販テキストではなく、オンラインの通信講座で独学をする
- 簿財だけ独学する
- 税法は大学院の免除制度を利用する
1つずつ解説します。
市販テキストではなく、オンラインの通信講座で独学をする
市販のテキストや参考書で完全独学をするのではなく、オンラインの通信講座で独学をする方法です。
通信講座なら、講師による講義を受けつつも、自分のペースで勉強することが可能です。
また、市販の紙のテキストや参考書のように、荷物が重くなるデメリットも解消できます。
オンラインの通信講座なら、講義動画や問題集をスマホやタブレット、パソコンに音声や動画をダウンロードできるので、いつでもどこでも手軽に勉強できます。
通信講座によっては、講師にメールや電話で質問できたり、チューター制度があったりなど、サポート体制が充実しているのも嬉しいポイント。
初めて利用する方は、講義動画を視聴できたり、テキストのサンプルがもらえたりするほか、お得なキャンペーンを利用できることも多いです。
気になる通信講座があれば、公式サイトをチェックしてみることがおすすめです。
簿財だけ独学する
「簿財」いわゆる簿記論と財務諸表論においては、市販のテキストを使用して独学で合格できる方は多いと言えます。
特に、一定の簿記の知識がある方なら、市販のテキストでインプットとアウトプットを繰り返すことで合格できる可能性は高いはずです。
一方、税法に関しては市販テキストが少ないため、独学は非常に難易度が高いと言えます。また、税法は毎年改正がされるため、最新かつ正しい知識を専門家からしっかり学ぶ方が効率的です。
簿記に関する知識や実力に自信がある方であれば簿財の独学は可能ですが、プラスワンとして税法は通信講座や予備校で勉強する方法がおすすめです。
税法は大学院の免除制度を利用する
税理士試験には、一定の要件を満たし大学院を修了している場合、一部の科目が免除になる制度があります。
例えば、大学院において所得税法や法人税法などの税法に属する科目で4単位以上を修得し学位論文を作成した方は、税法科目のうち2科目の免除を受けられるなどの免除制度です。
免除が認定されれば、5科目のうち3科目だけの合格で良いことになります。
そのため、税理士を志望する方の中には、科目免除が可能な大学院を目指す方も少なくありません。
ただ、単位の習得や学位論文の内容によっては、国税庁の審査で不認定になるケースが一定数あるようです。
免除制度を利用しようと考えている方は、国税庁のホームページを確認してみて下さい。
独学と通信講座、予備校通学を比較
勉強方法 | 費用の相場 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
独学 | 10万円〜15万円 | ・費用が抑えられる ・完全に自分のペースで勉強できる | ・税法はテキストが少ない ・モチベーションの維持がしづらい ・最新の正しい知識を習得できない場合もある |
通信講座 | 20万円〜60万円 | ・自分のペースで勉強できる ・専門講師の講義動画で学べる ・割引クーポンやキャンペーン価格がある | ・モチベーションの維持がしづらい ・質問の返答がすぐにないこともある |
予備校通学 | 80万円〜100万円 | ・講師に直接質問できる ・勉強仲間と交流できる ・モチベーション維持しやすい | ・通学の時間や手間かかる ・受講料金が高い ・自分のペースで勉強しづらい |
市販テキストで独学するのがおすすめな人
市販テキストで独学するのがおすすめなのは、以下のような人です。
- お金をかけたくない人
- 自分の実力に自信がある人
- 試験免除対象の人
市販のテキストや参考書で独学する最大のメリットは、費用が抑えられることです。
特に、簿記3級以上の資格を独学で合格した実績があるなど、実力に自信がある方にも比較的おすすめです。
他にも、免除制度の認定対象の方は受験する科目が少なくなるため、ハードルは少々下がります。
このように、税理士試験を受験するにあたって、学歴や実力が伴っている方や、できるだけお金をかけたくないという方は、市販のテキストや参考書で独学することがおすすめです。
通信講座で独学するのがおすすめな人
オンラインによる通信講座なら、講義動画や問題集をスマホにダウンロードして勉強することが可能です。
通勤中や移動中の隙間時間を使って、自分のペースで効率的に勉強ができるのが嬉しいポイント。
また、メールや電話で講師に質問できるなどサポート体制が充実していることが多いです。
完全独学ほど難しくはなく、予備校に通学する時間や手間も発生しないため、最も効率的に勉強ができる方法と言えます。
通信講座は、クーポンや割引キャンペーンが多いのも魅力です。
予備校に通学するのがおすすめな人
市販テキストによる独学や通信講座のように、自分で勉強時間を確保することが苦手な方は、予備校に通学する方法がおすすめです。
通学するデメリットとしては、受講料が高額になりやすいことや、通学する時間や手間の確保が必要なことです。
一方で、直接講師に質問できたり、勉強仲間ができたりするなど、モチベーションの維持がしやすいというメリットがあります。
一人で勉強する自信がない方や、通学が苦痛でない方にはおすすめの方法です。