公認会計士通信講座おすすめ比較ランキング【2024年最新】

最終更新日:2024-11-25

公認会計士資格は、会計関連資格の最高峰に位置し、独学ではなく通信講座で取得を目指す方も多いでしょう。

ちなみに、公認会計士の資格取得には、一般的に約3,000時間の学習が必要とされています。

以下の学習期間計算ツールを利用すると、本日から学習を始めて3,000時間後の日程が表示されるので、総学習時間の箇所には「3,000」と入力してください。

学習期間計算ツール

公認会計士の資格取得を通信講座で目指す際に、どこを選べばいいか分からないと悩んでいませんか?

お悩みの方は、本記事を参考に公認会計士の通信講座を選びましょう。

本記事で紹介する公認会計士通信講座おすすめランキングは下記の通りです。

合格実績が高いか、料金が安いかという2つの観点でおもにランキング化しています。

各通信講座の特徴や選び方を解説するので、これから学習を始める方や独学にするか迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

公認会計士のおすすめ通信講座ランキング!合格率や費用で比較

公認会計士のおすすめ通信講座ランキングを紹介します。

公認会計士通信講座料金(税込)合格実績
CPA会計学院660,000円~合格者占有率50.9%
クレアール520,000円~非公開
資格の学校TAC760,000円~76.1%
資格の大原720,000円~累計合格者数9,566名
LECリーガルマインド278,000円2023年28名合格
資格試験のFIN272,000円~非公開
ICOライセンススクール528,000円非公開
アガルートCPA会計学院と提携非公開

いずれも公認会計士の通信講座としては有名です。

料金や合格実績、キャンペーンの有無などをもとに総合的にランク付けしています。

また、料金については初学者の社会人向けコースの価格で比較しています。

人によって向き不向きもあるため、自身に合ったところを選んでください。

CPA会計学院は合格者の過半数を輩出している定番の通信講座

料金(税込)660,000円~
合格率合格者占有率50.9%
割引キャンペーン有資格者割引あり
特徴合格実績が豊富
※合格率は2023年度実績

CPA会計学院は、公認会計士試験の合格者占有率が50%を超える、高い合格実績が魅力の通信講座です。

2023年の公認会計士試験合格者数が789名と、全合格者の半数がCPA会計学院から輩出されており、その数は7年連続で増えています。

リアルタイムのライブ講義や収録された講義をWeb視聴しながら学習を進めていき、通学も選択できます。

さらに1対1の個別面談で受講生サポートを行ってくれるため、気になる点を気軽に質問しやすいのも利点です。

また、すべての論点ごとに、出題される可能性の高さを判別できる3段階のランクが記載されているため、効率的に合格ラインを超えるための学習ができます。

公認会計士試験で手堅く合格を目指すなら、最もおすすめです。

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クレアールは合格者の社会人割合が54%と社会人におすすめ

料金(税込)520,000円~
合格率非公開
割引キャンペーン期間限定キャンペーン
特徴効率的な学習法「非常識合格法」

クレアールは、「非常識合格法」とよばれる、試験範囲に的を絞った効率的な学習方法が特徴です。

通信講座に特化しているサービスで、社会人の合格者の割合が54%以上と高く、社会人の方におすすめ。

1講義30分程度と短く、スキマ時間を利用して学習しやすいのが利点となっています。

受講生一人ひとりに担任がつく担任制を採用しており、分からないことは電話での質問も可能です。

月1回の学習ガイダンスも配信され、自身の進捗状況に合わせて学習を進めやすい通信講座となっています。

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資格の学校TACは模試D判定以上の修了者の合格率が76.1%と高い

料金(税込)760,000円~
合格率76.1%
割引キャンペーン・期間限定キャンペーン
・紹介者割引
特徴合格実績が豊富で知名度も高い大手
※合格率は模試の結果がD判定以上の修了者を対象に算出

資格の学校TACは、全国に教室を構える資格予備校の大手です。

通信と通学からコースを選択できます。

実績も豊富で、TAC本科生カリキュラム修了者(模試でD判定以上を対象)の合格率が76.1%と受講者の合格率が高く、合格者累計数が1万人を突破しています。

公認会計士試験の合格者が講師を勤め、人数も多いため、質問や相談がしやすいのも利点です。

合格実績が豊富な、知名度の高い大手で学習したいという方におすすめです。

資格の大原は累計合格者数が9,500名以上と実績豊富

料金(税込)720,000円~
合格実績累計合格者数9,566名
割引キャンペーン期間限定キャンペーン
特徴合格後の就職サポートもある大手
※累計合格者数は2006年~2023年が対象

資格の大原は、簿記をはじめとする会計関連資格に強みを持つ大手資格予備校です。

2006年~2023年の累計合格者数が9,566名と実績も十分です。

また、電話やオンラインなど質問できる方法が充実しており、個別面談などで学習計画のアドバイスももらえます。

スクーリングのサポートや就活サポートなど、受講生のサポート体制が充実しているのが魅力です。

LECリーガルマインドは短答式講座が30万円以下から選べて低価格

料金(税込)278,000円~
合格実績年間合格者数28名
割引キャンペーン・再受講割引
・離職者割引
・早期割引
・期間限定キャンペーン
特徴キャンペーンが豊富で価格も安めな大手
※合格実績は2023年度

大手資格予備校のLECリーガルマインドは、割引キャンペーンが充実しているのが特徴の通信講座です。

比較的料金が安く、リーズナブルな価格で受講したい方に向いています。

合格実績はここまで紹介した中では低めな点は押さえておきましょう。

テキストや問題集をpdfでダウンロード可能で、タブレットやスマホなどで持ち運びできるのも魅力。

また、「教えてチューター」制度で24時間いつでも質問ができたり、「質問・相談用講師LINEアカウント」が用意されていたりなど、スムーズに学習しやすいのも利点です。

資格試験のFINは試験合格者が講師を務める低価格講座

料金(税込)272,000円~
合格率非公開
割引キャンペーン特に無し
特徴価格は安め

資格試験のFINは、価格の安さが特徴の通信講座です。

公認会計士や税理士に特化しており、公認会計士試験合格者が講師を務めます。

知名度は定番の5社に比べると低めですが、講義動画やスマホアプリを使用するなど、学習方法は他社と大きな差はありません。

ただし、合格実績等の記載が無いため、費用が安いところを利用したい方におすすめです。

ICOライセンススクールは少人数講座で指導が手厚い

料金(税込)528,000円
合格率非公開
割引キャンペーン特に無し
特徴少人数制で個別指導

ICOライセンススクールは、公認会計士の受験指導を40年行う井ノ川博行さんが運営する、個別指導の講座です。

週1回1時間半を月4回、12ヶ月間行うカリキュラムとなっています。

知名度は低いですが、公認会計士受験指導のプロから個別指導が受けられるため、少人数制の講座が良いという方は検討しましょう。

アガルートは過去受講生の割引キャンペーンあり

料金(税込)CPA会計学院と同一
合格率非公開
割引キャンペーン司法試験合格者割引
特徴司法試験合格者はお得に受講できる

アガルートは、オンライン講義を中心とした資格予備校です。

司法試験をはじめとした、さまざまな資格の講座が提供されています。

公認会計士試験の場合は、CPA会計学院と提携しており、基本的にはCPA会計学院からの申し込みが必要です。

ただし、司法試験合格者や受験経験者は割引キャンペーンを受けられるので利用しましょう。

公認会計士の通信講座や予備校の選び方

公認会計士の通信講座や予備校の選び方は、主に以下の7つのポイントを意識してみてください。

  • 費用が料金相場と比べて安いかどうかで選ぶ
  • お金がないなら分割払いや奨学金の制度があるかどうかで選ぶ
  • 合格率が高いかどうかで選ぶ
  • 社会人向けコースがあるかどうかで選ぶ
  • サポートやフォロー体制の充実度合いで選ぶ
  • テキストや問題集の分かりやすさで選ぶ
  • 実績のある有名講師から学べるかで選ぶ

費用や実績だけでなく、自身に合った講座を選ぶことも重要です。

公認会計士試験の通信講座としては定番の5社を比較しながら紹介します。

どこを選ぶか迷っている方はぜひ参考にしてください。

費用が料金相場と比べて安いかどうかで選ぶ

費用が料金相場と比べて安いかどうかで選ぶと良いでしょう。

公認会計士通信講座料金(税込)
CPA会計学院660,000円~
クレアール520,000円~
資格の学校TAC760,000円~
資格の大原720,000円~
LECリーガルマインド278,000円〜

公認会計士講座の料金相場は、70万円前後です。

ただし、受講する期間や短答式・論文式のどちらかのみの場合など、コースによって大幅に変わります。

定番の5社は相場から大きくかけ離れてはいませんが、LECリーガルマインドは料金が安いのが魅力なので、費用が気になる方にはおすすめです。

お金がないなら分割払いや奨学金の制度があるかどうかで選ぶ

どうしてもお金が無い場合は、分割払いや奨学金制度がある講座を選ぶのもおすすめです。

公認会計士通信講座制度割引率
CPA会計学院奨学金制度本科コース受講料全額
クレアール特待生制度(テストあり)最大35%オフ
資格の学校TAC奨学生制度(テストあり)最大80%オフ
資格の大原選抜特待生(テストあり)最大50%オフ
LECリーガルマインド特別奨学生(テストあり)5%~80%オフ

CPA会計学院は一般的な奨学金制度と同様で、以下のいずれかのタイミングで返済が発生します。

  • 公認会計士試験に合格した年の翌年4月
  • 奨学金支給後満3年経過後

その他4社は、対象の試験を受け優秀な成績を収めることで受講料が安くなるという制度です。

合格率が高いかどうかで選ぶ

合格実績を確認するのは重要です。

公認会計士通信講座合格実績
CPA会計学院合格者占有率50.9%
クレアール非公開
資格の学校TAC76.1%
資格の大原累計合格者数9,566名
LECリーガルマインド2023年28名合格
※TACの合格率は、模試D判定以上の修了者を対象に算出

上記だとCPA会計学院が特に実績に強みを持っており、合格者占有実績が高いのが魅力です。

実績で選ぶならCPA会計学院が良いでしょう。

また、資格の学校TACも受講者の合格率が高めとなっています。

社会人向けコースがあるかどうかで選ぶ

社会人向けコースがあるかどうか確認してみてください。

公認会計士通信講座社会人向け
CPA会計学院有り
クレアール有り
資格の学校TAC有り
資格の大原無し
LECリーガルマインド無し

社会人向けに、学習と仕事を両立しやすいのは以下の3つです。

  • CPA会計学院
  • クレアール
  • 資格の学校TAC

特にクレアールは、社会人向けに多数のコースが用意されているため、働きながら公認会計士の資格取得を目指す方におすすめです。

サポートやフォロー体制の充実度合いで選ぶ

公認会計士通信講座サポート
CPA会計学院・1対1のマンツーマンサポート
・1年間無料延長可能
クレアール・担任制
・月1回の学習ガイダンス
資格の学校TAC・オンラインでの質問や相談も可能
資格の大原・質問方法が多彩
・個別面談可能
・合格後の就職活動サポート
LECリーガルマインド・24時間質問可能
・講師にLINEで質問可能

いずれも大手なので、全体的にサポートは充実しています。

迷う場合は、マンツーマンサポートが受けられるCPA会計学院や、質問方法が多彩で就活サポートも心強い大原がおすすめです。

テキストや問題集の分かりやすさで選ぶ

公認会計士通信講座教材の特徴
CPA会計学院・Web講義
・毎年改定されるオリジナル教材
・アプリ
クレアール・Web講義
・オリジナル問題集
資格の学校TAC・Web講義
・オリジナルテキスト/問題集
・アプリ
資格の大原・Web講義
・オリジナルテキスト/問題集
・アプリ
LECリーガルマインド・Web講義
・オリジナルテキスト/問題集
・アプリ

いずれもWebで講義を視聴しながらテキストや問題集でアウトプットをしていくというスタイルです。

移動中などにも学習ができるアプリなどが提供されているところも多いです。

分かりやすさは好みや、合う合わないなどがあるため一概には判断できません。

傾向としては、CPA会計学院は情報量やボリュームが多く、クレアールは合格に必要な範囲に絞っている関係上ボリュームが少なめです。

TACや大原などは図解が多く、ボリューム感はCPA会計学院とクレアールの中間程度となっています。

実績のある有名講師から学べるかで選ぶ

公認会計士通信講座講師
CPA会計学院自分に合った講師が選べる
クレアール受験指導10年以上の講師が中心
資格の学校TAC公認会計士試験の合格者
資格の大原常勤講師の割合が高い
LECリーガルマインド各科目ごとに1人の講師が担当する「科目別専門講師制」

講義をする講師陣は、いずれも実績や受験指導歴が豊富な方を抱えています。

講義についても教材同様合う・合わないがあります。

おすすめを挙げるなら、自分に合った講師が選べるCPA会計学院を検討しましょう。

公認会計士の合格率は短答式で10%前後、論文式で35%前後

公認会計士試験の合格率は、短答式で10%前後、論文式で35%前後です。

直近5年間の合格率は以下のようになっています。

年度受験者数合格者数短答式合格率論文式合格率
令和6年・短答式1回目:12,100人
・短答式2回目:11,003 人
・短答式1回目:1,304人
・短答式2回目:1,041 人
・1回目:10.8%
・2回目:9.5%
未発表
令和5年・短答式1回目:11,401 人
・短答式2回目:10,429 人
・論文式:4,192 人
・短答式1回目:1,182人
・短答式2回目:921 人
・論文式:1,544 人
・1回目:10.4%
・2回目:8.8%
36.8%
令和4年・短答式1回目:9,949 人
・短答式2回目:9,870人
・論文式:4,067 人
・短答式1回目:1,199人
・短答式2回目:780人
・論文式:1,456 人
・1回目:12.1%
・2回目:7.9%
35.8%
令和3年短答式1回目:19,524人
短答式2回目:-
論文式:3,992 人
・短答式1回目:2,060人
・短答式2回目:-
・論文式:1,360 人
・1回目:21.6%
・2回目:-
34.0%
令和2年・短答式1回目:7,245人
・短答式2回目:5,616人
・論文式:3,719 人
・短答式1回目:1,139 人
・短答式2回目:722人
・論文式:1,335 人
・1回目:15.7%
・2回目:12.9%
35.8%
参考元:公認会計士・監査審査会/公認会計士試験
※令和3年の短答式試験は新型コロナウイルス感染拡大の影響により1回のみの開催

論文式試験は、短答式に合格する必要があるため、受験者が少ないですが合格率は3割以上と高めです。

ここでは、公認会計士試験が難関な理由について以下の2点を解説します。

  • 公認会計士試験に独学で合格するのはほぼ不可能
  • 公認会計士試験に合格するには3,000〜3,500時間が必要

独学で学習するか、通信講座を利用するか迷っている方は参考にしてください。

公認会計士試験に独学で合格するのはほぼ不可能

公認会計士試験に独学で合格するのはかなり難しいでしょう。

難関試験なうえ、市販のテキストが充実していないのが大きな理由です。

特に論文式試験のテキストは少ないため、どうしても独学で取得を目指す方でも論文式試験については予備校に通うのがおすすめです。

実際、2023年の公認会計士試験合格者は1,544名いましたが、大手3大予備校の合格者だけでその9割を占めています。

ほかの予備校からの合格者もいることを考えると、独学で公認会計士試験に受かる人は、1%もいないと考えられます。

市販テキストのみでの独学は時間のムダです。

公認会計士試験に合格するには3,000〜3,500時間が必要

公認会計士試験に合格するには3,000〜3,500時間が必要とされています。

1日10時間近く勉強しても1年かかる計算です。

下記のツールに、総学習時間を3,000、現実的に確保できそうな毎日の学習時間を入力すると、学習が完了する日付が表示されるので、あわせてご確認ください。

学習期間計算ツール

範囲が膨大なので効率よく学習を進めないと学習範囲が終わらず、試験を受けるまでに何年もかかってしまいます。

長期に渡る学習はモチベーション管理も難しくなってくるため、効率良く学習できてサポートなどもしてもらえる通信講座の利用がおすすめです。

公認会計士の通信講座に関するよくある疑問

公認会計士の通信講座に関するよくある疑問について、以下の2点を解説します。

  • ユーキャンに公認会計士講座はあるのか
  • 社会人なら公認会計士よりも税理士が良いって本当?

気になるポイントがある方は上記も押さえておきましょう。

ユーキャンに公認会計士講座はあるのか

結論からいえば、ユーキャンに公認会計士講座はありません。

簿記2級・3級ならあるので、まずは基礎から押さえたいという方は利用しても良いでしょう。

社会人なら公認会計士よりも税理士が良いって本当?

一度の試験で合否が判定される公認会計士とは違い、税理士資格は最終的に5科目の合格を目指す試験です。

数年かけて1科目ずつ取得していく方も多いので、時間が取りにくい社会人には向いています。

ただし、会計士に合格すれば税理士としても働けます。

税務に特化する場合は税理士を、より広範囲に渡る会計業務や独占業務である「財務諸表監査」に携わりたい場合は公認会計士を目指しましょう。

なお、税理士におすすめの通信講座は、公認会計士のおすすめ通信講座とは異なるので、別途検討してみてくださいね。

公認会計士は独学よりも通信講座の受講がおすすめ!

本記事では、公認会計士の資格取得におすすめの通信講座を紹介しました。

公認会計士試験は合格率が12%前後と低い難関資格なうえ、学習時間が3,000時間以上必要です。

効率的に学習を進めるためにも、独学よりも通信講座の利用を検討しましょう。

通信講座を選ぶ際は、費用や合格率などを見比べて総合的に判断してください。